八戸酒造「陸奥八仙」赤ラベル 特別純米 火入
原料米:麹/華吹雪(青森県産)、掛/まっしぐら(青森県産)
精米歩合:麹/55%、掛/60%
アルコール:16度
醸造年度:2012年度(24BY)
製造年月*1:2013年2月
蔵元出荷:2013年5月
瓶詰した年月と出荷した年月を別にちゃんと書いてるのはすごいなあ、初めて見た。これどこの蔵もやってほしいなあ。醸造年度表記も、意外とやってるとこ少ないので、せめてこれだけはぜひお願いしたい。
控えめで優しい香り、口当たりも酸控えめながらもほどよく軽く、美味しい。ただ、これ、後味がものすごく苦くて、結構尾を引く。これはちょっと、単独で飲むには向かないなあ。なにか食べ物と合わせれば印象変わるかもしれない。しばらく置いてみようかな。。
*1:瓶詰めした月
栗林酒造店「春霞」青ラベル(23BY)
原料米:未記載(麹:美郷錦、掛:美山錦、らしい)
精米歩合:55%
アルコール:16度以上17度未満
酵母:九号系酵母
醸造年度:23BY(酒屋さんが栗林専務に頼んで、特別に蔵出ししてもらったもの)
火入れ1年熟成のものを指名買い。春霞って、生ですら、夏頃から飲み頃になるようなイメージがあるけど、さすがに火入れでも1年以上置いてるだけあって、開栓から旨みが開いていて超美味。思えば、日本酒にはまったのは、某日本酒バーで頂いた春霞の熟成ものがきっかけだったので、原点回帰といったところかな。書いてる今日現在、既に開栓2月近く経つけど、それでもまだまだ美味しい。走り出しは遅いかもしれないけど、じわりと息の長い、素晴らしいお酒です。
下風呂温泉 大湯 (青森県下北郡風間浦村)
泉質:酸性-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性酸性高温泉)
泉温:56.5度
pH:2.19
加水あり、加温不明、掛け流し
下北半島一周ドライブ時、大間からの帰りに立ち寄りました。
下風呂温泉には、宿のほかに、「大湯」「新湯」の2軒の公衆浴場があって、今回は「大湯」のほうに入浴。昔ながらの番台のある浴場で、昭和感すごいです。内湯のみで、「あつめです」「ぬるめです」の2浴槽あるんだけど、なぜか「ぬるめです」のほうが湯口の湯量が多くて、でもちゃんとお湯はぬるめだったので、温度調整メカニズムは不明(加水量ではないもよう)。お湯は緑がかった乳白色、あれ何の色だろうな、2価の鉄イオンみたいな色。匂いはとっても「温泉ぽい」んだけど、硫黄が入ってるわけでもなさそうだし、これも不明。けっこうがっつり濁ってて、座ると腰が見えません。浴感はほんのり、とろっとしていて、気持ちが良い。ぺろっとなめてみても、酸味そんなに感じないし、玉川等とは一線を画す感じ。薄めてるからかなー、でも薄い感じしないしなあ。不思議。とっても良い湯でした。快適!!
フォレスタ鳥海(秋田県由利本荘市)
泉質:ナトリウム−塩化物・炭酸水素泉
泉温:51.7度
pH:8.4
加水なし、加温あり、循環濾過あり
鳥海菜の花まつり鑑賞のついでに、日帰り入浴してきました。
設備は、内風呂、露天に加えて、サウナと水風呂あり。
まずは内湯。浴室はどことなくアブラっぽい香りがあって、塩素感なし。お湯は無色透明。湯口(源泉かどうかは不明)に加え、湯口の対極底部に循環吸入口、湯口付近底部に循環排出口があって、そこで濾過してるっぽい。湯口からもそこそこ湯量投入していて、対極の浴槽縁50センチくらいからオーバーフローさせてるので、お湯はきれい。浴感はぬるぬるで、ピーリングなお湯。たいへんすてき。
続いて露天。源泉は内湯と同じだと思うんだけど、なぜかお湯が黄色っぽいように感じた。湯口は、滝みたいな感じになっているんだけど、間欠投入のようで、入ってしばらくしたら止まった、よくわからない。そしてこれも謎なんだけど、循環の吸入・排出口は、いずれも湯口対極の下流底部にあって、これじゃほとんどお湯回らんよなあと。さらに、縁からオーバーフローさせておらず、自然排水口が1箇所あるのみなので、屋外ってのもあって、汚れがやや目立っちゃってた。勿体ない。これは内湯のほうが断然良い。
ここのお風呂で一番気に入ったのは、水風呂。小振りの木桶みたいなのなんだけど、水道水が地下水、すなわち鳥海山の伏流水なんだそうで、眼が飛び出るくらい冷たい。あれは気持ち良かったなあ。