牧野由依「Yui Makino Concert "Re:あのぉ〜、新曲はいつですか?"」@キリスト品川教会グローリア・チャペル

というわけで、いつぶりだかわからない、牧野由依さんのコンサートです。下手したら4年ぶりとか5年ぶりとかそういう世界。会場は、品川のグローリア・チャペル、前回見たときも確かここだった気がするけど、それすらも定かではない。うーむ。ちなみに、一番最初のアミュモバ先行で申し込んだので、席は5列目やや右側の、なかなか悪くない位置でした。

少々押して開演。

M1:hologram
M2:マーマレード
M3:三月物語
M4:雨降花
M5:ジャスミン
M6:ウンディーネ
M7:ユーフォリア
M8:シンフォニー
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クラシックコーナー
M9:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
M10:リベルタンゴ
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M11:囁きは"Crescendo"
M12:う・ふ・ふ・ふ
M13:お願いジュンブライト
M14:Merry-go-round
M15:Cluster
M16:アムリタ

EN1:ハチガツノソラ
EN2:今日も一日大好きでした。

http://ameblo.jp/yui-makino/entry-11870673150.html

セットリストは牧野さん公式ブログより拝借しました。

ステージ画像などはこちらにもたくさん
http://natalie.mu/music/news/118026

バックバンドが登場し、演奏開始。ちなみに、バンドは6名で、バンマスが中央のピアノと左手下段のギターを兼任(牧野さんがピアノのときはギターを弾く、という感じ)、加えて右手下段にギター、上段にヴァイオリンとチェロ、左手下段ベース/ウッドベース、上段ドラム/パーカッションという編成でした。バンマスは安心の松ヶ下宏之さん、この人がいるだけで間違いない。10年ほど前に下川みくにさんのライブにガッツリはまったのも、多分にこの方の影響だったりします。ちなみに柏木由紀さんのソロライブなんかも松っつぁん仕事ですよ*1

さて、hologram。ちゃんと歌も入ってるけど、牧野さんの姿は見えない、実はこのとき牧野さん、会場後方より、中央通路を歌いながら登場していたんだけど、会場のほとんどが気づかず*2。このときは白いヴェール姿で、すげえ毛量のエクステ付き。ちなみにヴェールは、2曲目の「マーマレード」を歌うまえに脱いで、たたんで、正装したスタッフへ渡してました。

2曲目「マーマレード」と、3曲目「三月物語」は、まだまだ固い印象。イヤモニにも慣れきっていないのか、三月物語では一部テンポ逃したりもしてました。まあ、スロースターターなのはわりといつものことなので。のってきたらすごいんだよ。3曲目終盤で、ようやくエンジンがかかりはじめ、天性の歌声の片鱗をのぞかせながら「三月物語」終了。四月になったあたりの声の伸びに、早くも目頭が熱くなりかけました。

3曲目後、「漫談師のよう」にステージ上をうろうろしながら、MC。土曜日にこの会場が使えるのはかなり特別なことらしくて、でも翌日の礼拝の都合上「絶対に時間通りに終わらせてくれ」と釘をさされたんだそう。なので、序盤はきびきびと、ということで、すぐに「この季節にぴったりな2曲」へ。

その「2曲」とは、「雨降花」と「ジャスミン」。特に「雨降花」は大好きな曲なので、もう、ね。ドラム入りのバラードをライブで聴くのが大好きなのだけど、教会なので反響しまくって、キレがいまいちだったので、もうすこしリバーブ少ない会場でも聴いてみたいなあと思いました。あと、松ヶ下さんがコーラスで目立ちすぎていて、ニヤリでした。

続いて、「ウンディーネ」「ユーフォリア」「シンフォニー」と、ARIA楽曲を、ライブ用のアレンジで。ドラムを刷毛でたたくような、静か目なアレンジで、教会の響き方にもぴったり。牧野さんもようやく暖気が完了し、繊細に、はかなく、それでいて力強く、見事に歌い上げてました。ああああああもう大好き。たまらん。

ここでバンドが一旦退場し、ヴァイオリンの伊藤さんと再登場、恒例のクラシックコーナーです。2曲目のリベルタンゴは、けっこう超絶技巧系の曲という印象で、牧野さんもいつになく真顔。音がすんごい細かいんだけど、教会のリバーブが強すぎて、もやっとしちゃってたのが残念。

クラシックコーナー後は牧野さんお色直し。松っつぁんと伊藤さんが場をつないでました。

さて、牧野さん、ピンクの衣装で再登場。ここでライブタイトル「あのぉ〜、新曲はいつですか?」を客に言わせたあと、新曲の発売を告知し、タイトル曲を歌唱。その後は、EPOのカバーで「う・ふ・ふ・ふ」。アップテンポめの曲が続きます。知らんかったけど、これってシングルに入ってたんだね。

ここでメンバー紹介やったんだっけな。教会ということで、バンドメンバーに懺悔を求める牧野さん。放送禁止レベルの懺悔*3が続出して、めちゃくちゃ面白かった。

その後のMCで「やってほしい振り付けがある」とのことで、振り付け指導後、「お願いジュンブライト」。そういえばこの曲、作詞がEPOさん、なるほどそういうつながり。続いてMerry-go-roundという、「夜な夜なゼクシィ」コーナーin教会。

──2曲目の「Merry-go-round」は2010年夏のライブでも披露されていましたし、他の2曲よりも先にできていた曲ですよね。が、こちらもまた結婚ソングで。

牧野 そうなんですよ。どんだけお前結婚したいねん!っていう(笑)。

http://natalie.mu/music/pp/makinoyui02/page/3

──ラブソングの題材は、やはり前回のインタビュー(シングル「お願いジュンブライト」発売時)のときにおっしゃっていたように……。

友達に電話をかけまくるのと、「夜な夜なゼクシィ」です。

http://natalie.mu/music/pp/makinoyui03/page/2

Clusterは、珍しく?弾き語りでの披露でした。

MCを挟んで、最後の曲は「アムリタ」。過日、飼っていたフェレットの「ほっけ」が永眠したそうで、MCでは声を詰まらせながらその報告と、アムリタに込めた想いについて語っていました。贅沢にも目を閉じて聴いてみました。素晴らしかったです。

アンコール*41曲目は、正真正銘本日初披露の新曲「ハチガツノソラ」。ここにきて起立を求められました。疾走感のある素敵な曲で、8月のシングルのカップリングに収録されるそうです。そして最後は、pal@popさん楽曲「今日も一日大好きでした。」。その場では言及されなかったけど、どうやらこれもカップリングで入るみたい。サビの最後を会場で合唱したりして、良い雰囲気のまま終演。

大好きすぎるので定期的にやってください。

*1:DVD見てみたい

*2:後ほどMCでもネタにしておられました

*3:目ヤニとかウンコマンとかレミオロメンとか春侍とかたのきんトリオとか

*4:手拍子なのが素敵

藤七温泉 彩雲荘 (岩手県八幡平市)

泉質:単純硫黄泉
泉温:90.6度
pH:3.4
加水あり、加温なし、循環なし

玉川〜八幡平に紅葉を見にいった際、立ち寄りました。

藤七温泉は、八幡平山頂から樹海ラインを少し下ったところにある温泉。ヘアピンカーブから湯畑みたいのが見えるのが気になってたんだけど、入るタイミングを逃し続けてて、今回ようやく入浴できました。

ここの売りは、なんといっても、道路から丸見えの露天風呂。あまりにも丸見えなので、てっきり湯畑かと思っていたんだけど、いくつかを除いてすべて混浴露天風呂だった。数えたら、男性が入れるものだけで5つもあった(加えて、柵に囲われた女性専用の露天がある)。どの浴槽も、底部から源泉が気泡とともにプクプクジワジワ湧き出ていて面白い。温泉を引いたというより、もともとあった湯口や湯溜まりに、木枠をつけて、浴槽にしたようなイメージ。そしてこの源泉がなんと90度以上もあるもんだから、下手なところに陣取ると、熱くて熱くて大変。お湯は泥系の硫黄泉で、酸味はそれほど強くなく、ほのかにとろみもあって、肌にやさしそうな印象でした。ただ、泥のおかげで、湧出口付近がアツアツ泥火山みたいになってるところもあって、なかなか危険な感じでした。ちなみに、露天と見せかけた湯畑が2つほどあり、これはもう底がアツアツ泥火山状態で、足を踏み入れようものなら大惨事になるので(なりました)、道が続いてない浴槽には入らないほうが身のためです。。

ちなみに、混浴内湯も入ったんだけど、こっちはパイプ給湯で全体が適温だし、泥もほとんど無いし、とっても快適でした。お湯の素性の良さが際立つ結果。

いろんな温泉に入ってきたけど、なんていうんだろう、ここの露天は、そのなかでも一二を争うほどの強烈な温泉体験だった。下手な岩風呂なんかより、よほど自然そのものを体感してる感じ。これは一見の価値あるよ。

泥湯温泉 奥山旅館 天狗の湯 (秋田県湯沢市)

泉質:酸性-鉄(II)-硫酸塩泉
泉温:67.5度
pH:2.48
加水あり(温度調整)、無加温、無濾過

何年ぶりかの再訪、泥湯温泉。前回来たとき工事中だった「天狗の湯」に入ってみました。

ここのお湯は、「泥湯」の名の通り、細かい泥によるにごりが特徴。浴槽の湯口の下には、粘土とも言えるような泥が堆積してます。でも、見た目に反して、硫黄感は皆無で、本当に「泥!」という感じ。内湯に加えて、混浴露天が2浴槽あって、片方熱め、片方ぬるめ。でも、熱めのほうでも、どちらかというとぬるめの適温で、長風呂には最適でした。構造的にオーバーフローが無く、ごみが溜まりがちだったのが残念だったけど、それを除けばとっても良いお湯でした!

ところで、もう片方の大露天にも入ったんだけど、あそこ源泉変わった??天狗と違って、もろ硫黄系のお湯だったんだけど、前に入ったとき確かにあったはずの泥の堆積がまったく無くて、名に反するお湯だった。んー。天狗の湯が完成したから変えたのかな。

須川温泉 栗駒山荘 (秋田県雄勝郡東成瀬村)

泉質:酸性・含鉄(II)・硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
泉温:48度
pH:記載なし
源泉掛け流し

定番中の定番、再訪。内湯と露天があるんだけど、露天からの景色はあまりにも有名。現在の建物は、比較的最近建てたみたいで、木をふんだんに使ったおしゃれな造り。雰囲気良いです。

ここのお湯は、青みがかった、もろ硫黄系のお湯なんだけど、にごりは少なめで、透明といっても良いくらい。湯の花が浮遊しています。硫黄臭で、なめると金気を感じるけど、酸味はそんなに強くない。源泉温度と湯量の双方に恵まれてるおかげで、浴槽の湯量もとっても豊富。両サイドからオーバーフローさせていて、人気の割にお湯もきれいです。いやあ、相変わらず最高でした。

小安峡温泉 こまくさ (秋田県湯沢市)

泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温:85.9度
pH:8.4
源泉掛け流し(無加水・無加温・無濾過)

久々の小安峡。

ここのお湯は、源泉温度が高いため、上流で貯水して冷まして使用しているそうで。てっきり加水冷却かと思いきや、真面目に源泉掛け流し。すてき。

こじんまりした宿だけあって、お風呂も比較的小振りな内湯と露天。お湯は、小安峡のお湯だけあって、とっても地味だけど、これがまたいいんだよね。無色透明無味無臭、でもアルカリのおかげか、かすかにとろみが感じられる。何回も入るには、こういうお湯のほうが良いかもねー。

山菜メインの料理も美味しく、おもてなしも温かく、とても素敵な宿でした。また泊まりたい。

肘折温泉 いでゆ館 (山形県最上郡大蔵村)

泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
泉温:85.1度
pH:7.3
加水あり、加温なし、掛け流し

ふらりと新庄の先まで行ってきました。

ありがちな近代的日帰り施設なんだけど、お湯は本格的。黄色のうすにごり湯が、大浴槽と寝湯に、それなりの量で供給されてた。大浴槽は両端オーバーフローしていて、清潔。加水で温度下げてるせいか、そんなに濃い感じはせず、とろみもなし。でも、温まりはとっても良かったなぁ。香りは金属系、鉄系の香りが仄かに。

ここに至る道路は、本当は2本あったらしいんだけど、片方は自然災害のため通行止めで、現在はとんでもなく狭い道路でしかたどり着けない。そんな秘湯のわりに、施設は現代的。でもお湯は秘湯の名に恥じぬもの(ちょっと薄いけど。。)。おもしろい温泉でした。

天王温泉くらら (秋田県潟上市)

泉質:ナトリウム-塩化物強塩泉
泉温:30.2度(使用位置:41.5度)
pH:記載なし
加水不明、加温あり、循環濾過あり

道の駅てんのう併設の温泉施設。近いのに行ったことなかったので、ふらりと。

男女日替わり?らしいんだけど、今回は洋風のほうの浴場。温泉は内湯の1浴槽のみで、加えて内湯に沸かし湯が2浴槽、水風呂が2浴槽(大小)、さらに沸かし湯の露天。

温泉はやや半透明の黄色系。濾過してるから泥分は無いんだけど、それでも完全な透明じゃない感じ。さほど強烈ではないけど、とろみあり。香りはアブラ系なんだけど、どっちかっつーと浴場全体に塩素がただよっていて、打ち消されちゃってる感じがする。そして浴場暑い。ちなみに海が近いせいか、露天は磯の香りでした。全体的に市民プール感が気になったんだけど、お湯は悪くないので、優秀だとおもう。。

ちなみに、一番気に入ったのは、大きい方の水風呂。循環のせいか、水が対流していて、すんげー冷える。あれは強烈。