清水酒造 「作」 雅乃智 純米吟醸 中取り

原料米:不明
精米歩合:50%
アルコール:16度
製造年月日:2010.3

いつもお世話になっている酒屋さんで買ってきました。手頃に飲める2合瓶。こういうサイズが増えるといいなあ。そして裏ラベル見たら、思いがけず2年熟成ものでした。ひえ。

香りは、秋田のお酒にはないもので、以前飲んだとある古酒に似た感じが仄かに。県外のお酒ではたまにこういう香りがあるんだけど、麹のせいなのか、それとも酵母のせいなのか、よくわからない。飲んでみると、非常にまろやかで、とても旨みが豊富。甘く濃厚なんだけど、口にした瞬間、奥の方に清涼感を感じるのが不思議。口の中で温めても、そこまで盛大に香りが開くわけではない一方、アルコールのトゲなどは一切感じない。後味は、例えて言うならサトウキビとかそういう感じの、精製前の糖類のようなイメージ(果糖ブドウ糖液糖を使わずにちゃんと砂糖使ってる清涼飲料水と通じるものがある)。旨みがのりにのっていて、まさに飲み頃なんだと思う。新酒の季節は、ついつい新酒生酒にばかり目が行ってしまうけど、意外と22BYの火入れがそろそろ飲み頃なんじゃないかと思った。