亀泉酒造「亀泉」純米吟醸原酒

原料米:八反錦
精米歩合:50%
アルコール:14.5度
酵母:高知酵母 CEL-24
日本酒度:-14.0
酸度:1.9
アミノ酸:1.0
製造年月:24.3

「たまには違うお酒を」と思い、東京に行ったときに買ってきた。どうせだから西日本のを選ぼうと思って、いくつか見てみたんだけど、ラベルの情報公開度にグッときて、こいつを連れて帰ってきました。お店では、情報公開度は見たものの、情報そのものはよく見てなかったので、帰ってから「日本酒度 -14.0」と書いてあるのを見て軽くぶっ飛んだ。なんだこのお酒。

友人との飲みの場で、2杯目として飲んでみると、「マイナス14」の名に恥じぬ激甘っぷりで、なんだこれ、と。第一印象はいまいち。

ただ、翌日じっくり飲んでみると印象好転。ふつう、口の中で温めると、酸味が目立たなくなるお酒が多いと思うんだけど、こいつはむしろ甘みとともに酸味が主張してきて、甘ずっぱ〜な印象に。香りはあま〜く、とろ〜っとしてて、フルーツヨーグルトのような濃厚さ。後味は、例えて言うならイチゴ食った後みたいな感じで、爽快な甘さ。苦みなどは残らない。

このお酒を醸した「高知酵母 CEL-24」、インターネットで調べてみると、アルコール度数14度くらいで活動を停止してしまうんだそうで、そのおかげで糖分がアルコール化されずに大量に残ってしまうんだそうな。いやー、面白いお酒だ。