中島愛「と〜るりーすpresents 中島愛 3rd Live Tour 2012 〜とことんBe With You!〜」@Zepp Tokyo

おそらく約9ヶ月ぶりのライブハウス。ほんの何年か前、年間100現場行ってたのにね。もっと現場行かなきゃ。

さて、中島愛ちゃんです。知ったのは、ご多分に漏れず、「マクロスフロンティア」の「ランカ・リー」役。アニメ自体は見てないけど、菅野よう子さんの珠玉楽曲群にのっかる、中島さんと中林May'nさんのうたが素敵すぎて、すっかり魅了されてしまいました。さすがにMay'nさんと比べちゃうと、当時の中島さんのうたはだいぶ「初々しかった」ように思うんだけども、声の魅力はぴかいちで、ライブ動画とか見てても不安定ながらも発声はすごくきれいだったので、あーこれはぜひライブ見てみたいなあと常々。今回たまたまふつうに Zepp が買えたので、何年か越しの見たい欲を満たしに行ってきました。

ちなみに、のんびり買って、整理番号は15xx番台。ちょっと心配になったんだけど、先行販売と思われる「A」から始まる番号が実は600人弱いたので、まあそれなりの売れ行きだったようで。安心した。そんなわけで2000人目くらいに入場。上手側スピーカー前が、中央通路までぜんぶ仕切られてて立ち入り禁止になってたおかげで、その後ろ側、ちょう視界良好な場所を確保できました。(上手側はおそらく女性専用エリアになってたと思われます)

バンドメンバーは、キーボード(バンマス)、パーカッション&コーラス、ギター、下手側にベース、ドラム。さらに見えないところにマニピュレータがいたようです。

Raspberry Kiss から始まったライブは、終始さいこうでした。なんというか完璧。発声はものすごい安定感で、空気音がしっかり乗りつつ、濁りのないピュアな声色が堪能できた。なにあれ反則。ほんと、なんか、盲目にほめることしかできないの感激でした。ものすごく好みの声質です。

ライブの構成は、もはやぼんやりとしか覚えてないんだけど、衣装替えをはさんだ前半後半構成プラス、アンコール&ダブルアンコール。前半では、ROUND TABLE 北川勝利氏がギターで登場。「メロディ」やったんだっけか。MCで、その前にやった「Hello」もぜひ参加したかった!みたいなことを言っていた(最後に実現)。そして、バンドによるインスト挟んで、後半一曲目「Wake Up!」でまさかのダンス☆マン氏登場!まさか生で見られるとは…。いろいろやって(記憶無し)、好きっすキッスで振り付けをやりつつ、本編最後は、青ジャージ着用の「TRY UNITE!」。アンコールは、星間飛行、星キラなど、マクロス楽曲をやりつつ、最後は「金色」で〆。さらにダブルアンコールで、ピアノのみの「TRY UNITE!」バラードバージョン、さらにゲスト含む全員での記念撮影、そんでもって突発で全員でもっかい「Hello」。3時間以上、みっちり楽しませてもらいました。

出色は、やっぱり TRY UNITE のピアノバージョンかなあ。なにあの表現力。澄んだ声なのに、絶妙な空気音がのってて、艶々してる。そして3時間うたってるのに全く疲れてない。反則だよ。100回くらい聴いてたい。

あと、ドラム入りバラードが大好物なので、そういう曲がたくさんあったのが良かったなあ。「つながるまで」の2番、ドラムが入ってくるとこ、CDでは結構ドラムが抑え気味のミックスになってんだけど、ライブでは生音ドラムがどかんと入ってきて、キックがずしずしきて、さいこうでした。

MCも、とてもお客さん思いで、それでいて内輪ネタなどは一切無く、初見でもとっても楽しめました。

唯一残念だったのが、マニピュレータさんの存在。いや、マニピュレータさんはすごく良い仕事してたし、ドラムも走らず遅れず全く違和感なかったんだけど、やっぱりビートがオケに支配されるのはライブとして良くないと思う。その証拠に、マニピュレータ無し(たぶん)でやった「Shining on」は、曲の盛り上がりとともにドラムがちょっとずつテンポアップしてって、会場と一体になってすごく盛り上がった。あれこそライブだよ。ああいうのが見たい。バンドが用意できないんならともかく、フルバンドいるんだから、ぜひオケなしでやってほしいです。