新政頒布会4月「シャンパンのような純米酒〜微発泡特別純米〜」

写真撮影、ラベルメモ失念…

このお酒、当初3月頒布会で頒布予定だったものの、キャップの不具合で炭酸が抜けてしまい、急遽4月リリースのものと差し替え。その後、再度二次発酵させて発泡を試みたものの、芳しい成果は得られず、結局「おりがらみ純米生酒」としてのリリースとなってしまったお酒。当初の狙いとは異なるお酒になっちゃったわけなんだけど、蔵元さん(佐藤祐輔現社長)がウェブ上などで逐一報告してくださり、全くマイナスな印象無し。むしろ、その誠実な姿勢のおかげで、かえって新政株が上がったような気さえも。

さて、「おりがらみ純生」なこのお酒。香りは、いつもの新政マスカットフレイバーが、ほんのりクリーミーになったような感じ。口に含むと、おりがらみならではのトロリとした感触が印象的。残念ながら、発泡感は全くありません…。おりがらみだからか、米の味がかなり強く、ややえぐみさえも感じられる。ただ、口当たりの甘さがそれをカバーしていて、全く気にならない。

旨みが開き、熟成感さえも感じられるこのお酒。1ヶ月遅れのリリースが、味の面でも、新政株の面でも、却って功を奏したように思います。