夏瀬温泉 都わすれ (秋田県仙北市)

泉質:ナトリウム-硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性温泉)
泉温:41.0度
pH:8.1
源泉掛け流し(加水なし、冬季加温あり)

夏瀬温泉「都わすれ」は、角館〜田沢湖らへんのR46から右折し、砂利道を5kmほど走ったところにある宿。乳頭温泉・鶴の湯に行く道とかとは比べものにならんくらいガチのグラベルロードで、ドキドキしながら走行。四駆に乗り換えて初のグラベルだったので、デフロックしてみたり、急加速してみたり、色々遊びながら行きました。FFだとアクセルオンで前輪がふわふわしがちなグラベルでも、ちゃんとしたフルタイム四駆のおかげか殆どトルクステアもなくて、あーやっぱり四駆いいなあと思いました。時間すこし過ぎてたんだけど、宿の方のご厚意で、日帰りで入れて頂いた。ありがとうございました。

ここの宿は、乳頭温泉妙乃湯と同じ会社がやってて、妙乃湯同様、とてもお洒落。妙乃湯は人が多いせいか少し狭い印象あるけど、夏瀬は敷地や建物の大きさに対して、部屋の数やお客さんの数がかなり少ないので、妙乃湯のお洒落世界観がより純粋に演出されてる感じ。中庭やテラスなんかもあってすごく素敵です。ぜひ泊まってみたい。

ここは、日帰りで入れるのは、離れにある小さめの内湯のみ。これに貸し切り露天が一つあるらしい。というかそもそも露天風呂付きの客室が主だから、共用の浴室はあんまり重要じゃないのかも。木をふんだんに使った浴室には、普通のお湯とぬる湯の2種類あって、源泉注入量を変えて温度を変えてる。そもそも源泉がそこまで熱くないので、ぬる湯は本当にぬるくて、いつまでも入っていられるくらい。ここのぬる湯はたいへん好みです。「熱い湯と普通の湯」の組み合わせよりも「普通の湯とぬる湯」の組み合わせがずっと好きだなー。浴感はあんまり目立たないけど、水道水とはちょっと違う、きしっとした感じがあるかな。

個性が強いお湯ではないし、濾過したらたぶん何も残らないと思うんだけど、掛け流しだから、淡泊な良さを味わえる。そして何より雰囲気が最高。宿に至る道路も、ちょっとした冒険だし、楽しかった。