10/15 岩手・宮城ノープラン道の駅巡りの旅 一日目

編集中、写真など随時追加

一日目 378km

秋田
(R105)
盛岡
(R455)道の駅三田貝分校龍泉洞道の駅いわいずみ
PR44、R45)道の駅たのはた鵜の巣断崖、道の駅たろう、道の駅宮古
宮古
(R106)
盛岡泊

踏破した道の駅:5駅

朝、わりと平和な時間に秋田を出発。広域農道〜R46を経由しつつ、2時間ちょいで盛岡。そこからさらに奥、初めて行く三陸海岸へ。三陸含む東北太平洋岸は、津波被害もあって、なかなか訪問するのが躊躇われる地域だったんだけど、津波被害も含めて一度は見ておくべきという話も聞くし、今回、道の駅スタンプ集めという名目で、思い切って足を伸ばしてみました。

途中、12時半ごろ、道の駅三田貝分校で給食風の食事をとった後、13時頃訪れたのは岩泉線岩泉駅。この駅には、2010年7月に発生した土砂崩落以来、一度も列車が来ていない。JRは復旧断念を発表していて、今後もおそらく来ることはない。がらんとした待合室がなんとも。。

そこから少し走って、13時半ごろから、龍泉洞を見学。「鍾乳洞」っていう先入観があったんだけど、実際は「巨大地下水脈」という感じで、激しい流れや、深く澄み切った地底湖などが圧巻だった。「新洞」のほうは、イメージ通りの鍾乳洞で、これまた素晴らしい。水の力ってすごい。

14時過ぎに龍泉洞を出発し、向かったのは、国道45号線沿い、道の駅たのはた。30分くらいで到着。

今回はここから三陸沿岸をひたすら南下していった。直轄国道上とは思えないような、珍標識などを楽しみつつ、小本市街へ向けて下る。でも、小本に入っても、市街地のはずなのに、妙に景色が開けていて、更地が多い。よく見ると、更地には、コンクリートの基礎があったりと、人工物の痕跡。さらに、更地は、海からある一線で止まっていて、そこから向こうには建物が…。初めて目の当たりにする、津波の被害でした。ついこの間、福島の浜通りにも行ったけど、ここまでじゃなかった。

小本の先から少し国道をそれ、15時過ぎに鵜の巣断崖に到着。駐車場から徒歩15分ほどの展望台からは、「海岸」のイメージからはかけ離れた、断崖の風景が楽しめる。さすがリアス式海岸!高低差がすごい。

そこから、国道に戻って、道の駅たろうを経由しつつ、さらに南下。田老の市街地は、クルマから見ただけなんだけど、大規模な防潮堤と、その内側に広がる更地に、ただひたすら無力感を感じるほかなかった。

さらに国道を南下し、16時半前、道の駅宮古に到着した。ここはガイドブック等にも「仮設店舗で営業中」と書いてあったんだけど、最初仮設店舗がまったく見つけられなかった。というのも、被災した旧店舗が、あまりにもすごい存在感を放っていて…。なんというか、心に迫ってくるものがあった。出入口などは全て板張りされていて、ふさがれているんだけど、津波の痕跡があちこちに残っていて…。水の威力をこれでもかと実感した。

浄土ヶ浜にも立ち寄ったけど、時間が遅く、遊覧船の運行も終わっていて、残念。遊歩道が通行止めになっていて、浄土ヶ浜へは車道を遠回りしていくしかなかったようなので、手前で断念して、戻ってきた。

ここでこの日の道の駅めぐりは終了。せっかく宮古まで来たから、宮古で泊まって翌日さらに南下しようと思って、軽くスマホで宿を探してみたんだけど、どこもかしこも平日はずーっと満室の模様。これが復興需要か…。仕方がないので、国道106号で盛岡へ向かい、一泊しました。盛岡到着は20時前。完全に無駄足で、己のノープランを呪うほかなかった…。