浅虫温泉 海扇閣 (青森県青森市)

スペック記録失念
加水あり、加温あり、循環濾過あり(露天のみ掛け流し)

16日、青森旅行がてら、有名旅館に素泊まりしてみました。

自慢の展望浴場は、最上階から陸奥湾を一望でき、格別の展望。この日はちょうど、久々の晴天で、夕陽がくっきりはっきり。たっぷり1時間近く、日没を堪能しました。露天の湯面に映るオレンジがまたたまらないんだこれが。これ以上の贅沢は無いよなあ。これだけでもう大満足。

ちなみにお湯は、内湯がっつり塩素、糸冬。加水掛け流しの露天も目立った浴感等一切無く、水道水由来とおぼしき塩素がかすかに感じられる。お湯に個性を求める場所じゃないから、仕方ない。なお、加水のおかげか、内湯のみならず露天も湯量はたっぷりで、お湯がとってもきれいなのは美点。

嶽温泉 高原の宿 三楽 (青森県弘前市)

泉質:酸性-カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性酸性高温泉)
泉温:45.5度
pH:2.0
源泉掛け流し(無加水・無加温・無濾過)

日帰りで嶽温泉に行ってきました。

今回訪れた「三楽」さんの売りは、「お上品な方にはお勧めしません」という、野天風呂。まずはこちらへ入浴。「アスファルトの道路を50メートルほど歩いていただきます」と言われたので、なんだなんだと思い、宿の裏口から出てみると、そこは公道。敷地内ではなく、少し離れたところに、野天風呂はありました。この野天風呂、本当に、なんというか、「空き地にがんばって作ってみました」って感じの、手作り感あふれる風呂。周囲を公道に囲まれ、その間にはちゃんとした仕切りは無く、隙間だらけで丸見え。野趣というよりも、これはなんというか、うーん、なんだろう。腑に落ちない。。

お湯は、気温のせいもあって、少しぬるめで、宿主曰く「今朝測ったら37度だった」とのこと。だいぶにごっていて、腰が底と同化して見えなくなるくらいの感じ。湯口の下には、目の細かい泥が堆積していて、無濾過感が漂います。硫黄系の酸性泉で、ふけの湯とかに近いかな。ぺろっとすると、玉川温泉ほどではないにしても、グレープフルーツ的な酸味がビリビリくる。

お湯は確かです。ただ、野天風呂は。。お好きな人はどうぞ、という感じ。

その後、内湯にも入ったんだけど、こちらは室内ということもあって適温だったし、清掃が頻繁なのか、泥の堆積も控えめ。これは内湯で入ったほうがいいかもなあ。

森岳温泉ホテル (秋田県山本郡三種町)

泉質:ナトリウム・カルシュウム-塩化物泉*1
泉温:58.6度
pH:記載なし
源泉掛け流し(無加水・無加温・無濾過)

久々の森岳温泉でした。

浴槽は、内湯と、ジェットバス(ここだけ循環)、そしてサウナ。お湯は無色透明無臭で、森岳温泉の売り、強烈な塩気。顔バシャして、唇をぺろっと舐めるだけで、舌に苦みを感じるレベル、それくらいものすごい。そのおかげで、温まり効果もかなりのもので、ちょっと入っただけで汗だく。浴後1時間近くホカホカが引きませんでした。塩気が多いぶん、浴後感がややペトペトするんだけど、それも有効成分が皮膚に大量に残ってるからこそと、好意的に解釈したい。

前日に新岡温泉、そして当日朝に酸ヶ湯温泉に入ったせいで、森岳温泉が比較的普通に感じられたんだけど、冷静に考えると、この法外な塩分濃度はかなり個性的な部類に入るはず。それが平凡に感じられてしまうなんて、北東北は個性的温泉にあふれている証拠だと思う。幸せ。

新岡温泉 (青森県弘前市)

泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
泉温:47.6度
pH:記載無し
加水あり(温度調整なし)、加温なし、掛け流し

弘前市郊外の温泉。ブログでおすすめされてたので、弘前の友人連れて行ってきた。

写真からもわかるように、温泉の佇まいは昭和タイムスリップ系、昔ながらの公衆浴場。内装もかなりのもので、番台を通して女湯脱衣所が見えてしまう(イコール、こっちも見えてる)。さすがに番頭さんはいらっしゃらなかった。

浴槽は内湯1つのみ。やや熱めの適温。茶色ささにごりのお湯はかなり個性的で、浴室全体がアブラ臭に包まれてる。加水してるはずなのに、めちゃくちゃ濃厚です。浴感はトップクラスのぬるぬるで、秋田で言うと貝の沢とか秋田温泉らへんに匹敵。茶色アブラ泉でこれだけヌルヌルするのはすごいなあ。大潟モール温泉と秋田温泉を合わせたようなお湯でした。汗がひかなくてびっくり。

加水に使ってるのは地下水だそうで、たぶんカランの水もそうなんだけど、めちゃくちゃ鉄臭い。これまた個性的。

ちなみにお湯のカランは源泉でした。

こんな素晴らしいお湯が近くにあるなんて、弘前市民がうらやましい。

大湯温泉 岡部荘 (秋田県鹿角市)

泉質:ナトリウム-塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
泉温:49.0度(「40度と60度の源泉を混合して利用」との記述あり)
pH:7.8
源泉掛け流し(加水なし、加温なし、消毒なし)

雪が舞うなか、大湯温泉に立ち寄りました。

ここの売りの「大正風呂」は、その名の通り、大正時代に造られたという石風呂。脱衣所や洗い場などは最近リニューアルされたようで、とてもきれい。浴槽は、大正時代からのもののはずなのに、周囲の内装・設備にうまく調和していて、まったく違和感なく、浴室として完成されてた。大正昭和平成なんていう時間スケールとは、全く違う時間を生きる「石」だからこその、あの違和感のなさなのかな。不思議。

ここの風呂が面白いのは、自然湧出する源泉を、動力揚湯なしに利用するために、浴室を半地下に造ってるとこ。廊下から風呂の入口を入ると、脱衣所から浴場にかけて、階段で下っていきます。さらに、湯口は、適温のお湯を十分量掛け流すために、温度の違う2種類の源泉を混ぜて温度調整する仕組みになっていて、これまた面白い。仕組み、といっても、源泉2系統の水路に木の水門みたいなのが付いていて、それを上げ下げして混合比を変えるだけなんだけどね。高温泉の掛け流しって、どうしても湯量絞らなくちゃいけなくて、それでお湯がよどんじゃう場合が多い気がするんだけど、ここはこの仕組みのおかげで、豊富にお湯が入ってて*1、とてもきれいで快適。

ちなみに、ここのお湯は無色透明のさらりとしたお湯。飲泉可能とのことなので、飲んでみると、ミネラル味とともに、硫黄系の含み香。強すぎず、飲泉初心者の私でも嫌な感じせずに飲めます。浴感は、とろみは無く、さらっとしていて、上がった後もきもちいい。こういうお湯好きだなあ。

時代を超えた浴槽に、きれいな設備。宿の雰囲気もすごくよかった。そして、うまく工夫されてるおかげで、豊富な湯量で、源泉の個性を余すところ無く味わえる。ここ泊まりたいなあ。

*1:ケロリン桶が5秒で満タンになるくらいの湯量

りんご娘「パワーアップる!弘前産りんごPRキャラバン in東京エリア・千葉」@ハイパーモールメルクス新習志野

http://www.power-apple.jp/2012_photo.html#g2

1. りんごのキモチ
弘前市長、JAつがる弘前常務挨拶)
(クイズ大会)
2. リンゴの唄
3. だびょん

たまたま東京にいたので行ってきました。

感想だけ書くけど、りんご娘は地方アイドルとして本当に理想的だといつも思う。地元出身者で固め、地元自治体や農協等とタイアップし、地元の言葉で、地元の魅力を語る。イベントの趣旨が「弘前リンゴPR」だから、りんごのPRに徹して、グッズ販売等は一切行わない。さらにさらに、パフォーマンスも妥協無く、というかとんでもなく素晴らしい。これほどうたがちゃんとうたえるアイドルは全国見ても他にいないと思うくらいに。

一番いいなと思うのが、ことあるごとに、自分たちの名前と、弘前という地名と、イベントの目的をちゃんとしゃべること。こういう観覧フリーのイベントは、自己満足のためでも、内輪満足のためのものでもなくて、自分たちの名前、そしてりんご娘の場合は弘前の名前をPRすることにあるわけだから、名前をアナウンスするのは当たり前のことなんだけど、これが自然に、かつ高頻度でできる演者さんって意外といないように思う。路上ライブ出身の奥華子さんの店頭イベントライブ見たときも、同じこと思ったなあ、曲が終わるごとに自分の名前を言ってて、さすがだなと。プロだから当然のことなんだろうけど、自分の今やってることの目的をちゃんと理解して、適切に仕事するって、やっぱ大事だなあと思いました。

「アーバンギャルドのいい旅・公開処刑@仙台」 @ タワーレコード仙台パルコ店

1. 病めるアイドル

せっかく仙台に泊まったので、直前に発表された、ライブ翌日のインストアイベントも見ていくことにした。

この日は「トーク&握手会」ということで、店内の一角ににステージが設けられ、そこで5人がトーク。椅子が用意されていたけど、座ると最前列以外全く見えないので、終始立ってトークしていた。メンバー5人に対して、マイクが2本だった上、天馬さんがマイクを離そうとしないので、発言が一部拾えてなかったのが勿体なかった。(ちなみに天馬さん、マイクを取り上げられても、肉声でかぶせてきて、しかもそれがマイクが無くても十分良く聞こえて、面白かった。)

主にアルバムやライブについてトークをしていたんだけど*1、突然天馬さんが「病めるアイドルをやってもいいですか?」と提案し、その場でマネージャー阿部氏が店側と交渉。店内BGMで「病めるアイドル」のカラオケを流し、それにのせてうたう方式で、急遽1曲ライブをすることに*2。マイク等の準備中、谷地村さんがオフマイクでPA氏に「こっちの人(天馬)の音量すごい落としてもらっていいですか」とお願いしてて爆笑した。

インストアだし、控えめのほうがいいのかなあと思いきや、Bメロではしっかりよこたんコールが起こっていた。そしてそれをいさめるでもなく、「よーこたん よーこたん」の間に「天馬!」と、自ら天馬コールを発明しかぶせる天馬さん。さらに、インストアだし、MIXは自重したほうがいいのかと思いきや、「MIXをください!」と、ステージ上からMIXを要求する天馬さん。さらにさらに、歌詞を間違いまくったあげく、最後のアウトロのとき、なぜか「テケテケン テケテケン♪」とシンセの口まねをする天馬さん。やりたい放題にもほどがある。

ライブのあとは、じゃんけん大会。賞品は、物販商品のポストカード(7枚入り)に、それぞれ全員のサインを入れて、1枚ずつ7人にプレゼント。最初はメンバー5人が順番にじゃんけんして、残った2枚は浜崎さん→天馬さん。ここでも天馬さんがやりたい放題で、「あたまがパーの人は残ってください」だの、「あいこはだめですよ、あいこはテトラポットのぼっててください」だの、いいかげんなMCを連発。さらに「次はグーを出します」と言いつつチョキを出し、人は疑ってかかれと格言めいたものを残したと思ったら、今度は予告通りの手を出し、たまには信じたほうがいいなどと自己矛盾発言。しまいには「それが世の中です」的なことを言い放ったりしていた。おもしろい。

じゃんけんは、1人目谷地村さんのとき、某常連アーバンギャルが見事に勝ち残り、前に出たら谷地村さんに「あら!」とレスをもらっていた。天馬さんも「少女!」だか「昭女!」だかとつぶやいていたように聞こえたけど真意は不明*3

瀬々さんのときは、小学校低学年の女の子*4が勝ち残り、周りから「ロリコンランキング1位の瀬々さん」だの「わざと負けただろ」だの、いじられまくっていた。でも、瀬々さん満面の笑みで、しかも渡す瞬間かんぜんに照れてたように見えたよ…。笑

ちなみに、ステージから見て真っ正面(観客の背後)に、ちょうどKISSのディスプレイがあって、「地獄から怪物が襲来」というポップが掲げられてたんだけど、天馬さんそれをいたくきにいったらしく、「地獄から怪物が襲来!」と何度も連呼していた。最後はそれに押し切られたらしく、浜崎さんも「地獄から怪物が来襲*5」と発言してました。

今日もファンカルチャーは存分に取り入れられており、昨日の寿司発言に引き続き、一部界隈で流行っていた「ヘイラッシャイ」がついにメンバーの口から。しかも気に入ったらしく、瀬々さんが握手会でファンを「ヘイラッシャイ」と迎えていたらしい。おもしろいわ。

握手会にてイベント終了。「仙台でのインストアは最初で最後かも*6」などと言わず、ぜひまた。

*1:天馬さん、笑っていいとも風「そうですね!」のコールアンドレスポンスに白昼堂々「セックスはお好きですか」「大好きです」を混ぜてくるなどやりたい放題

*2:交渉およびオケ手配のため?にマネージャーが裏に消えた間隙を突いて天馬さんが「コンドーム買ってこーい!!」と、コンドームを投げ始めるなど色々やりたい放題

*3:前日ライブのMCで「昭和生まれの女性のことを昭女と言うらしい」的なことを言っていたのでそういう意図かもしれないけど、ただの聞き間違いかもしれない

*4:しかもネコミミにしっぽまで装備

*5:ちょっとまちがってるのがかわいい

*6:前日ライブMC、だっけ