男鹿温泉 セイコーグランドホテル(秋田県男鹿市)

泉質:ナトリウム-塩化物泉
泉温:源泉54.7度
pH:記載無し
加温・加水あり(季節により温度調整のため)、循環なしの掛け流し

「北東北温泉本」休刊後、温泉に行く足がかりがなくなり、すっかり温泉入浴頻度が下がってしまったんだけど、今日はとても天気が良く、ふと露天風呂に入りたくなり、午後から男鹿までひとっ走りしてきた。「なまはげライン」経由なら、秋田市から1時間くらい。入浴込みで往復3時間。気軽に行ける距離っていいよねー。

そのお湯はというと、黄色のささにごり湯で、無味。浴場全体に、木材というか、有機物ぽい香りがほんのりと感じられた。メイン浴室がかなり湿度高くてもわんもわんしているんだけど、香りがお湯の香りほんのりなもんだから、全身温泉ミストサウナみたいな風情で、サウナに入らずとも良い感じで汗がかける。もわもわが不快ではなく、むしろ気持ちが良かった。

浴槽は、大きい内湯に加え、隣のホテルと従業員寮が見渡せる露天風呂と、サウナ。お湯に入ると、派手な浴感は無いものの、水道水とは明らかに違うなめらかさがある。浴槽内で腕なでたときの感触とか、半身浴で上半身が乾いて、肌がぱりっとしてくる、あの感じとか。温泉です。

「ゆもと」の感想でも書いてるけど、温まり効果がとても良くて、汗がひいてもぽかぽかする。そして服を着るとその部分が異常発熱し始める。

備品は標準以上で、リンスとシャンプー別だし、使い捨てかみそりあるし、シェービングフォームまで置いてある。なかなかやる。

男鹿で温泉に入るのは、「温泉旅館ゆもと」「萬盛閣」に続いて3風呂目でした。スペックを比べても、どれも同じナトリウム-塩化物泉だし、源泉温度も50度台半ばと似たようなもの。pHの違いも、まあ測定誤差程度の話でしょう。取ってる場所が多少違うだけで、同じお湯を使ってると考えていいと思う。派手なお湯ではないけど、意外と他にはないお湯のような気がするし、だんだん好きになってきた。男鹿温泉も全湯制覇しなきゃなあ。