古遠部温泉(青森県平川市碇ヶ関)

泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性中性高温泉)
泉温:43.6度
pH:6.28

R7で矢立峠を越えて青森県に入り、湯の沢R282で右折してちょっといったあたりの秘湯。

浴室は木張りの男女別内湯のみで、入ると木の匂いに満ちてる。お湯をざばっとすくって落とすと、金属っぽい香りが広がり、味はかすかなグレープフルーツ感に加え、鉱物系のえぐみが強い(飲泉可能なようです)。浴槽はやや熱め適温で、成分からかかなり温まりが良く感じた。

ここの特徴の一つは豊富な湯量で、なんと毎分約500リットルが自噴しているとのこと。これを数畳程度のこじんまりした浴槽に掛け流してるので、浴槽の全周囲からお湯がどばどばオーバーフローし、浴室の床全体がお湯の流れに覆われているという、ちょうすてきな状態になってました。お湯の流れは、厚みが1cmくらいあるので、床に寝っ転がれば、そりゃもう至福の時です。積年の析出物で覆われた床には、うまいこと傾斜がついてて、古いお湯はちゃんと排水口に流れていきます。(しかも排水口は文字通りただ穴が開いているだけで、建物の下から外に流れ出てました)

いやー、たまらん。