新政酒造 六號 特別純米酒

原料米:ラベル記載なし(美山錦?)
精米歩合:60%
アルコール:15度
杜氏名:鈴木 隆

最近生酒だの吟醸酒だの贅沢品ばかり飲んでたので、自宅では久々の普通酒
いや、普通酒というと語弊がある、というか完全に間違い。
美山錦100%だし、精米歩合60%だし、完全に「特別純米酒」なスペックだし。
どうかんがえても上等な部類に入るお酒です。

それでも、ここんとこの贅沢品のブルジョワ清酒ワールドと比べると、
別世界だなあというか、そもそも別の飲み物じゃないのかと、そういう感じです。
いや、美味しいんですよ、これはこれで日本酒として普通に美味しいんです。
単に、ここ最近の贅沢品が美味しすぎただけなんです。

純米吟醸無濾過生原酒とかって、日本酒とは全く別の飲み物なんだと思います。
香りも違うし、舌触りも違うし、味わいも段違いにフルーティ。
素人ながらも、同じ米から造ってるとは思えないくらいの差が感じられます。
今回の「六號」だって、原料としては先日の「郷の清水」と同じなずなのに、
香りから舌触りから、何から何まで全く違う。

こういうとき、「なぜ違うのか」を考えるのが、とても楽しいです。
精米歩合(55% vs 60%)によるものなのか。
あるいは酵母によるものなのか。
(でも、同じ六號酵母で雄町を醸した新政六號純米吟醸は味が全然違う)
それとも、製法が違うからなのか。
蔵の違いによるもの、というわけではなさそう。
(六號純米吟醸然り、新政にもいかにも吟醸な感じのお酒はいくつもあるし)

日本酒は奥が深いです。おもしろい世界。