湯川温泉 大扇別館 (岩手県和賀郡湯田町)

泉質:ナトリウム塩化物硫酸塩泉
泉温:68度
pH:7.9
源泉掛け流し(無加水、無加温、無濾過)

出羽グリーンロードを走破すべく南下していたんだけど、災害通行止めで出鼻をくじかれ、
そのまま横手からR107で北上線沿いを走ってみた。
湯田のあたりで、せっかくだから風呂に入ろうと思い、適当に右折して湯川温泉へ。
ここの宿は温泉本で100円引きの200円。お得にも程がある。

宿の中は、だいぶ年季の入った、寂れた(失礼)湯治場って感じ。
大沢といい、夏油といい、このあたりは湯治場文化がとても濃い。
昭和の香りどころか、もろにタイムスリップでもしたかのような風情で、
苦手な人はほんとうに苦手だろうなーと、ここに限らず湯治場では思う。

内湯は男女別で、大きめ浴槽と、小さめの電気風呂の2つ。
それぞれから混浴露天に行けるような作りになってた。
露天は川沿いにそこそこ広く造ってあって、これも大沢とかと似た印象。
(さすがに元湯夏油ほどアウトドアなかんじではない)

お湯は、高温源泉を加水せずちょろちょろ掛け流して適温にする方式で、
露天の、源泉が注ぎ込むあたりはだいぶ熱かった。
見た目は薄く濁っていて、無味無臭。
感触としても、特筆すべきほどの特徴はなくて、ありがちな単純泉だと思う。

ただ、露天のロケーションがなかなか良くて、
川と緑と青空を眺めながら日光浴ができてとても気持ちが良かった。
(季節柄、虫の攻撃を受けまくったけど、まあ仕方ない。)