鉛温泉 藤三旅館 (岩手県花巻市)

源泉は確認しただけで3種類(他に「上の湯」もあるらしい)
温度調整のため、風呂ごとに源泉を混合して使用
「白猿の湯」=桂の湯+下の湯+河鹿の湯
「河鹿の湯」「桂の湯」=下の湯+河鹿の湯
すべて源泉掛け流し(無加水、無加温、無濾過)

(桂の湯)
泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)
泉温:39.6度
pH:7.8

(下の湯)
泉質:単純温泉(弱アルカリ性単純高温泉)
泉温:50.2度
pH:8.5

(河鹿の湯)
泉質:単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
泉温:50.4度
pH:8.5

前に夏油温泉行ったときに、露天で会った人に薦められたお湯。
湯田でツーリングマップル眺めてて、「これ普通に行ける距離じゃね?」と思い、
思い切って鉛温泉まで足を伸ばしてみた。

藤三旅館の売りは、なんといっても「白猿の湯」。
宿のうたい文句では「日本一深い自噴天然岩風呂」とされていて、
水深1.5mくらいの岩風呂の底からなんと源泉が自噴しているとのこと。
これはぜひ入ってみなければ、と思い、女性専用時間を外して入浴。

中は、宿のホームページに写真載ってるけど、どどーんと吹き抜けで、
その中心に立ち湯と、隅っこに水風呂が配置されてる。
立ち湯はかなり深くて、平均で脇ぐらい、一番深いところで肩が浸かりそうになるくらい。(身長175cm)
立って風呂に入るのはなかなか不思議な感覚で、リラックスできてるのかできてないのか良くわからなかった。

風呂底の中心あたりに岩が置いてあり、その陰から温泉が自噴している様子。
なかなかの湯量で、浴槽の縁からはどんどんお湯がオーバーフローしている。
温度も、やや熱めながらも気持ちよい温度で、
水風呂と交互に入り、至福の時間を味わうことができました。

次に入ったのが、湯治部の昔からある内湯「河鹿の湯」で、
中くらいの、適温の内湯で、窓から川が見渡せました。

最後に、割と最近作ったと思われる、湯治部の内湯+露天「桂の湯」へ。
内湯はそんなに大きくなく、しかもだいぶ熱め。
露天は2つあって、上(中くらい)が熱め、下(小さい)が一転して超ぬる湯。
はしご風呂の後のぬる湯が最高に気持ちよくて、狭いのに独占して長居してしまった。
下の露天は、川がけっこう近くて、なかなか気持ちが良かった。

ちなみに、お湯はどの源泉も似たような感じだった。
無色透明無味無臭で、かすか〜に硫黄の香りがしないでもない。
(シャワーが一番硫黄くさく感じたので、もしかしたら気のせいかも)
アルカリ性だからか、かすかに(本当にかすかに)ぬるっとした感触があって、
暫く入った後は肌の感触がちょっとぱりっとしたように感じられた。

いずれ再訪したい。