純米吟醸 ゆきの美人 「愛山」

原料米:愛山100%
精米歩合:55%
アルコール:16.5度
日本酒度:+2
使用酵母:金沢酵母
製造年月:23-12

飲むペースがそんなに速くないので、空けられるか不安ではあったけど、せっかくの瓶熟モノなので一升瓶を購入してみた。

開封当初は、ずいぶんと控えめな感じで、同時に味比べした春霞赤ラベル新酒と比べるとだいぶパンチに欠ける印象だったんだけど、開封数日後に飲んでみると、なんともびっくりの印象変化。口に含んだ瞬間の、はじけるように爽やかな口当たりに続き、バランスのとれた香味と酸味。程よく熟しているおかげか、酒精のカドも立たず、まろやかです。そしてこれ、旨みがすんごくて、まるで食べ物を咀嚼しているかのよう。冗談抜きでヨダレが出る。のみこんだ後も、しばらく旨みの余韻が続くので、だいぶあんべいいっす。この感じだと、経時変化もなかなか面白そうなので、大事に、でも遠慮なく飲もうっと。