能代温泉 湯らくの宿のしろ (秋田県能代市)

泉質:アルカリ性単純温泉
泉温:25.1度
pH:9.1
加温あり、循環あり、消毒あり

能代までドライブしたついでに、カーナビで「最寄の温泉」を調べて、立ち寄ってみた。運動場などに併設されており、見るからに公共施設といったたたずまい。泉質見ても「単純泉」だの「ボーリング」だの「循環濾過」だの「蒸発残留物400mg/kg」だの、、なんとも〜なキーワードが踊っており、まったく期待せず入浴した。

風呂は、大浴槽に加え、サウナと水風呂、という標準的な構成。女湯はサウナのかわりに人工炭酸泉があるらしい(それはそれで入ってみたい)。お湯は無色透明無味無臭、とくに感覚的な特徴なし。ただ、入ってしばらくすると、秋田温泉に勝るとも劣らないほどのぬるぬる感が全身を襲う。これほどのぬるぬるは中々出会えないと思う。期待してなかっただけにこれは嬉しい誤算。データシートをよくよく見ると、pHはなんと驚異の9.1で、だいぶアルカリ寄り。単純泉で、溶存成分がさほど多いわけでもないし、なにがそうさせているのかはよくわからないけども、このアルカリ性の強さがぬるぬるの理由なんだと思う。

源泉にこれといった香りが無いぶん、浴後は塩素の残留臭がやや気になるんだけど、成分の薄さがかえって功を奏し、さっぱりと上がれる。やー、なかなかどうして、悪くない温泉だった。