矢島のお酒 飲み比べ


先日矢島に行って、天壽と出羽の冨士の酒蔵開放をハシゴしてきました。そのとき買ったお酒を飲み比べ。

天寿酒蔵開放限定 平成二十四年二月十一日 朝しぼり 無濾過生原酒 純米吟醸

  • 原料米:天寿酒米研究会産 美山錦
  • 精米歩合:60%
  • アルコール:15度

限定に弱いのでつい買ってしまいました。味わいは典型的フレッシュ生酒で、ピリリとした発泡感にヨーグルト風の酸味が感じられる。味わいもフルーティで、とてもおいしい。日付指定でこれだけ美味しくできるとはねえ、すごいねえ。

出羽の富士 しぼりたて生原酒

  • 原料米:不明
  • 精米歩合:不明
  • アルコール:20度以上21度未満
  • 日本酒度:+5.0
  • 酸度:1.6

酒蔵を案内してくださった酒屋さん曰く、出羽の冨士は、ほぼ地元でしか流通していない、「超地酒」なんだそうで。開放で試飲したお酒のほとんどが、甘み主体のどっしりした、いわば「昔ながらの秋田のお酒」だったんだけど、この「しぼりたて」は、意外や意外、けっこう現代的な味わいでした。アル添とはいえ、度数が20度オーバー。発泡感ゼロで、わりと甘いんだけど、正真正銘の原酒だからか、しっかり酒精の辛さがあって、ほどよいバランスを保ってる。どっしり感も控えめで、香りもフレッシュでハイカラ。個性が薄いとも言えるけど、普通に美味しいお酒だった。